前回の記事では、「ひとり着替えができるようになるには」という記事をお届けしました。今回は同じシリーズで、「子供がひとりでボタンを留められるようになる」ためのステップをご紹介します。
お子さんがお着替えができるようになるためには、ボタンのつけ外しができるようになることが条件のひとつです。
最初のうちはTシャツやパンツなどの簡易なお着替えができるようになればそれでも充分なのですが、季節が変わって厚手の上着や羽織りものを着るようになると、必ずボタンを留めなければならないタイミングが訪れます。
そのときにお子さんが手こずらないよう、お家でできるボタンを留める練習の仕方をご紹介します。
ボタンを留めてみよう!3STEPをご紹介
ボタンの練習には、大きめのボタンが付いているパジャマがオススメです。子どもの力でも留められるように、ボタンを通す穴がキツくないものを選んであげてください。またパジャマであれば、お家時間にゆっくり練習することができる時間帯を選ぶこともできますね。
家を出る直前だと、急いでいることが多いので、お子さんもママもゆっくりしていられないと思いますので…!次に、お子さんがひとりでボタンを留められるようになるまでの練習方法をご紹介します。
①出てきたボタンを引っ張る
お家の方が半分ボタンを通してあげて、最後の引っ張って留める部分を練習します。一番難しいのは「ボタンを後ろから通すこと」なので、最初はその部分をお手伝いしてあげてください。
こんにちは!などと、ボタン役になって話しかけてあげると興味を示してくれますよ。
一番簡単なのが、この「出てきたボタンを引っ張る」ところなので、ここからまずは成功体験を積ませてあげましょう。一度成功体験ができると、次も嫌がらずにやってくれます!
②自分でボタンをつまんで穴に入れる
片手でボタンの穴を広げ、もう一方の手でボタンを入れる練習です。すこし難易度が上がります!
穴がしっかり開くように服を抑えたり、一緒に引っ張ったり手伝ってあげてください。ボタンを穴の中に押し込むには、よく見て行うことが大切です。「本当に止める気ある!?」と思うほど、全然違う方を向いている場合もあるので、そう言った場合には「ここを見るんだよ〜」と教えてあげてください。
出てきたボタンはお家の人が持ち、最後にお子さんに引っ張らせてあげても良いです!
ここまでは大体出来るのですが、穴の指を離して出てきたボタンに持ち替えるところが難しいです。やっているうちに、どちらかの手を離してしまったり、持ち換えようと指を話したらボタンが抜けてしまったり…。
ボタンを持つ手を上から押さえて、手が離れないようにしたり、半分通ったボタンが外れないように抑えてあげてみてください。
この2つの動作が出来るようになったら、1番の難関が待ち構えています。
③持ち替えて引っ張る
通したボタンが抜けないように持ち、ボタンを持っていた方の手を穴が空いている方に持ち替えて引っ張ります。
これがなかなか難しいので苦戦してしまうお子さんが多いです。そのため、練習のときは大きめのボタンがついたパジャマを用意してみてください。キャラクターや可愛い模様のパジャマだと、子ども達のやる気も高まります!
まとめ
以上が、お子さんが自分でボタンを留められるようになるまでの3STEPのご紹介でした。手先の器用さを必要とするのでなかなか上手にできない子供も多いですが、「素早く着替えられるようになるのってかっこいいよね」という雰囲気を出してあげて、成長意欲を駆り立ててあげるようにしてください!
保育園や幼稚園などでは、着替えを遅れを取るとみんなと遊ぶのに遅れたり、おもちゃを先に取られてしまったりと、ちょっぴり悔しい思いをしてしまう場面が多々あります。
ぜひ家でも着替え(ボタンを留める練習)を行い、少しずつでも練習をしていきましょう!!